今年も「空飛ぶ車いすプロジェクト」の最後のピースであるタイへの寄贈を11月1日に無事に完了し、プロジェクトを滞りなく終了することができました。
5月に開催された6クラブ合同修理会(東京三鷹RC・東京蒲田RC・東京中央RC・東京セントラルRAC・中央大学RAC)にて修理・整備された10台の車いすが当クラブに託され、10月31日当クラブから菊田幹事・愛場会員・吉澤会員と東京セントラルから有路会員・土田会員、中央大学から村井会員の6名が10月31日羽田空港よりタイに向けて出発しました。
今年度も、日本航空様のご協力により、預け荷物の超過料金は免除され、安全かつスムーズにタイスワンナプーム空港まで運搬することができました。
空港では、昨年もご協力をいただいた国際ロータリー第3350地区・バンラックロータリークラブの皆さまにお迎えいただき、車いすはピックアップトラックに積載され、寄贈先へと運ばれました。
翌11月1日、一行はバンコクから約140㎞離れたシンブリ県へ移動。約2時間の道のりを経て、寄贈先の会場に到着し、地元のシンブリ・ベロチョンRCの皆さんと合流しました。
会場には、地元の障がい者コミュニティの方々が約40名が集まり、うち10名ほどは障がいを持つ子供たちでした。寄贈式では、当クラブからの車いす10台が直接手渡され、さらにはお菓子や生活用品などが来場者全員にプレゼントされました。
日本の車いすは、現地のものと比べて明らかに頑丈でタイヤも太く、しかし動きは軽いです。受け取られた方々には大変喜んでいただきました。
この「空飛ぶ車いすプロジェクト」は、廃棄される車いすを回収し、部品の調達、整備、修理を経て、海外へ運び、必要とされる方々の元に届けるプロジェクトです。多くの方々の協力によって成り立っており、当クラブからも5月の合同修理会には多くの会員の方が参加してくださり、プロジェクトの一翼を担ってくださいました。心より感謝申し上げます。
今年も皆さまの「心のリレー」が国境を越えてつながり、無事に完結したことに深い安堵と喜びを感じております。




